社長ごあいさつ

社会にもお客様にも必要とされる企業グループを目指して

 皆様には平素より東京建物グループに格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 当社は1896年(明治29年)に旧安田財閥の創始者・安田善次郎によって設立され、おかげさまで昨年10月に120周年を迎えることができました。

 当社が設立された当時は不動産取引がまだ十分に整備されていない時代でした。安田はすべての人が安心して不動産取引ができるようにと考え、当社を立ち上げ、今の住宅ローンの原型のようなビジネスモデルを考案しました。その安田が事業の基本としていたのは、「お客様第一の精神」と「進取の精神」です。この精神は、今も当社の事業活動の原点となっています。

 現在、当社グループは、一世紀を超えて培ってきた信頼を誇りとし、今後も豊かな社会づくりに貢献し続けるべく、「信頼を未来へ」という企業理念を掲げ、多様な事業を通じてお客様や社会への価値創造に取り組んでいます。

 一方、我が国は国際都市間競争の激化、少子高齢化社会の進展、中長期的な人口減少、価値観の多様化など、さまざまな変化に直面しています。そのような時代であるからこそ、お客様や社会の目線に立って、真にお客様のためになること、そして社会が求めるものは何なのか?と考えることこそ、すべてのスタートラインではないかと考え、当社グループは2015年(平成27年)2月に2019年(平成31年)を最終年度とする5年間の新中期経営計画を策定しました。

 本計画では「次も選ばれる東京建物グループへ ~革新的なグループシナジーで驚きの価値提供を~」をグループステイトメントとして掲げており、グループが有する多様な事業の有機的な協働でシナジー(相乗効果)を巻き起こし、ソフト・サービスの一層の強化を図ることで、“お客様が驚きを感じられる魅力あふれる価値”の提供を行うことを目指しています。ハードとしての使いやすさは勿論のこと、ソフト・サービスの追求によって、少子高齢化や価値観の多様化といった社会の変化に対応し課題解決に取り組むことは、社会にとって新たな価値となります。そして、多様な人材の力を受け入れ、育てる環境を整えることにより、社員それぞれが力を発揮し、グループシナジーを生み出す力となるでしょう。

 私たち東京建物グループは、「信頼を未来へ」という企業理念をグループ社員全員で体現することで社会やお客様からの信頼を築き上げ、『社会の役に立つ、社会にもお客様にも必要とされる企業グループ』として成長してまいります。引き続きご支援・ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

代表取締役 社長執行役員
野村 均

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