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保育事業の開始「おはよう保育園」

東京建物は、首都圏を中心に保育事業等を展開する株式会社グローバルグループとともに、東京建物キッズ株式会社を設立。2017年4月に3園、2018年4月には5園の「おはよう保育園」をオープンしました。大手デベロッパーが自ら保育事業を行うのは業界でも初めてのことです。共働きで育児をする世代を支え、子どもたちの未来に貢献するとともに、開設エリアでの地域交流や子育て支援にも取り組んでいきます。

待機児童問題とは

近年、都市部において人口の集中や共働き世帯の増加により、保育施設が不足する待機児童問題が深刻化しています。保育施設の不足により、保育園に入れず、職場復帰が遅れる等の社会問題として顕在化しています。
保育施設が十分に増えない背景には、保育士の不足、住宅地での近隣住民の反対、設置·運営に補助金が投入されるため審査に対応できる体制が必要であり新規参入が容易ではないこと等が挙げられます。
しかしながら、自治体にとって子育て世代の住みやすさは、高齢化が進む住民構成の改善や財政の強化につながるため、独自の補助制度などを実施する自治体も増えつつあります。また政府も、待機児童問題の解決は社会の働き手増加につながることから、保育事業への参入を促すさまざまな政策を展開しています。

待機児童問題のポイント

  • 待機児童が多いのは大都市
  • 都市部では保育園のためのスペース確保が難しい
  • 補助金制度のため事業者の新規参入が容易ではない

東京建物キッズが運営する
「おはよう保育園」

2017年4月、東京建物キッズは東京·横浜の3ヶ所に「おはよう保育園」を開園しました。2018年4月には、さらに5園を開園。「豊かに生きる力を育てる」という保育理念のもと、子どもたちが自ら考え、主体的に物事に取り組む環境を整備します。

【おはよう保育園の由来】おはよう保育園のロゴ画像

保育園は子どもたちにとって初めて接する社会と考えています。社会生活で一番大切な「挨拶」をしっかりできる人間になってほしい。1日の始まりに「おはよう」という挨拶で、清々しくスタートしてほしい、将来も「おはよう保育園」が心の故郷になり、いつまでも愛される園でいたい。そんな思いが込められています。

東京建物が
なぜ保育事業に取り組むのか

私たちのまちづくりは、建物を建てるだけではなく、地域の人々との交流を含めて永続的な街の歴史を紡いでいくことです。
保育園という施設が、まさに地域の人々のために、街の将来のために社会に貢献するものだと考え、我々のノウハウを活かして施設を開発·運営できればと考えました。
このように検討を始めたタイミングで、保育園「グローバルキッズ」を運営するグローバルグループに対して出資する機会が得られ、保育事業のノウハウについて学ぶことができたことも大きな要因でした。
人を育てる事業という初めての挑戦ではありますが、グローバルグループと共同出資して二人三脚で経営にあたっています。
社会的な背景としても、ビルや住宅の開発時に行政から内部に保育施設を設置するような指導を受ける中で、東京建物グループらしいまちづくり、地域貢献·地域交流を生み出していけるのではないかと考えています。

保育園は地域とともに

東京建物キッズと「おはよう保育園」は、物件確保から開園までを担う事業企画部と、園の運営および採用活動を担う保育事業部、および各園のスタッフで運営されています。各園は園長のもと、保育士、看護師、調理師、パート職員等によって、「おはよう保育園」の理念を大切にしながら、それぞれの園で独自性をもちながら保育に取り組んでいます。
保育士の採用や教育の方法については、当初は提携関係にあるグローバルキッズのノウハウを学ぶことからはじめ、徐々に東京建物キッズの特色をつくるようにしてきました。世間的に保育士の労働環境は過酷といわれていますが、「おはよう保育園」では過重労働の防止に取り組みつつ、質の高い保育を提供していきたいと考えています。
保育園の開設時には騒音の問題もとりざたされますが、普段から地域の皆さんと積極的なコミュニケーションをとるということに加え、近隣にお住まいの子育て世帯の方々に育児講座を開催するなど運営面での取り組みによって、地域と良好な関係を保つことができています。
こうして保育園運営ノウハウを蓄積するとともに、今後は東京建物の他の事業との相乗効果を期待し、Brilliaブランドのマンションをはじめとしたさまざまな施設にも「おはよう保育園」が併設される予定です。

【おはよう保育園の特長】
自然素材のぬくもりを 感じてほしい

子どもが日頃、ふれるところから自然素材のぬくもりを感じられるように、内装は木材にこだわっています。無垢材の柔らかさ·肌触り·香りなど、感覚が研ぎ澄まされているうちに本物を感じてほしいという思いがあります。

保育の現場より

「おはよう保育園 亀戸」では0~2歳の20名のお子様をお預かりしています。小規模だからこそ、一人ひとりに丁寧に対応できるのが特長です。外国籍のお子様もお預かりしており、それぞれの文化の違いも尊重し、保護者の方々と密な連絡をとることを心がけています。開園して1年が経ちましたが、「私たちがつくっていく保育園」という意識を忘れず、スタッフ同士や園と本部のコミュニケーションを図りながら結束力を高めています。

おはよう保育園 亀戸 園長 小野 美和子

保育の現場より

開園から1年、保護者様や自治体から、感謝や評価のお言葉をいただきありがたく感じております。園長先生はじめスタッフからも、おはよう保育園の特色を出していこうという前向きのアイデア、まとまりが生まれています。今後もよりよい園運営をしながら、あらゆる面から子育てを支援できる地域社会づくりに貢献していきたいと考えています。

東京建物キッズ エリアマネージャー
 猪俣 章信