PROJECT GALLERY vol.1東京スクエアガーデン

ー街をつなぎ、人をつなぐ。ー

江戸の昔をいまに受け継ぐ京橋に誕生した、最新鋭の環境配慮型ビル

東京スクエアガーデン概要

人の流れをつなぐ、最新鋭の環境配慮型複合ビル

東京スクエアガーデンは、東京駅と日本橋、銀座エリアの中間に位置する交通の要所・京橋に、2013年に竣工した大規模オフィスビルです。小規模な街区・建物が多く、機能更新がなかなか進まなかった京橋地区の街区を再編して大街区化をはかることで、地上24階、地下4階、延床面積117,460,96m²という、周辺地域で最大級の大規模複合ビルが実現しました。

国内トップレベルの環境性能

最大の特徴は、国内トップレベルの環境性能です。自然・再生エネルギーの活用や照明のLED化、自然換気システムなどの先端技術の導入に加え、省エネルギーの「見える化」ツールを提供することで、テナント様と環境に対する意識を共有し、全館一丸となって省エネ活動を推進しています。こうした取り組みは、日本政策投資銀行による「DBJ Green Building認証」において最高評価を獲得するなど、高い評価をいただいています。

省CO2・省エネルギー対策の発信拠点『京橋環境ステーション』

地域全体で環境対策に取り組むため、当ビル6階に『京橋環境ステーション』を設置。近隣のビルオーナー様に向けた省CO2・省エネ対策の相談を受付け、専門家が最適な提案を行う「エリアエネルギーマネジメントセンター」、様々な環境問題をわかりやすく学び、環境活動の機会と場を提供する「中央区立環境情報センター」などの運営を通じ、周辺地域一体となって"エコな街づくり"を推進しています。

地域の一員として愛されるビルづくり

ビルの地下1階から地上5階まで重層的に設けられた約3000m²に及ぶ緑化空間「京橋の丘」は、四季折々の美しい彩りを見せる植栽が施され、貴重な憩いの場として、訪れる人々に親しまれています。テナント様同士や近隣地域との交流を図るイベントの開催にも取り組んでおり、中でも日枝神社で2年に一度行われる江戸三大祭・山王祭への参加は、テナント様と地域住民の皆様の間の一体感の醸成に寄与しています。

担当者インタビュー

ビルマネジメント第一部
ビル営業グループ

大石 有紀子

東京スクエアガーデンの管理・運営全般に携わる。

ビルマネジメント第一部
ビル営業グループ

小井川 誠

東京スクエアガーデンの管理・運営全般に携わる。

ビルマネジメント第一部
ビル営業グループ

笹川 寿弥

東京スクエアガーデン6階にある『京橋環境ステーション』に常駐し、多面的な環境対策に携わる。

東京スクエアガーデンから最先端の
技術や情報を発信し、地域も巻き込んだ
環境対策を

大石: 東京スクエアガーデンは、環境に配慮したビジネス環境の構築と東京の都市環境の向上を目指し、様々な環境対策に取り組んでいます。日射を軽減する大庇や、人の動きや自然光を感知してLED照明を自動調整するセンサー、自然換気システムなど、最先端の省CO2技術の導入を行い、新たな環境配慮型の大規模複合ビルとして数々の賞を受賞しています。同規模のビルではあまり見かけない珍しい機能としては、テナント様が空調機器の稼働時間や室温、照明の照度などを自由に設定できるということでしょうか。

小井川: プラス、どれくらいエネルギーが使われたか、日ごとに見られるようになっていて、このエネルギーの「見える化」機能も大きな特徴です。その効果は予想以上に大きく、テナント様の興味喚起にもつながっているようで、「どうしたら省エネ=コスト削減につながるのか?」といった問い合わせも多いです。

大石: またこのビルは、春や秋は空調機器を動かさずとも冷たい外気を室内に取り入れることができる機能なども備えており、こうした機能もテナント様には活用いただいています。そうしたビル自体のハードのスペックの高さに加えて、「見える化」機能を通じたテナント様の努力と工夫というソフトの力が加わり、東京スクエアガーデンのビル全体の年間エネルギー消費量は一般的な同規模ビルと比較し、約30%も下回っています。私たちの啓蒙活動もその一助になっているのかなと、手応えを感じています。

笹川: もうひとつ特徴的なのは、ビルそのものにとどまらず、次世代を見据えた多面的な環境対策の取り組みを発信しているということです。本物件の6階にある『京橋環境ステーション』は、幅広い層に向けて環境問題を学ぶ機会を提供する複数の施設の総称ですが、なかでも大きな役割を担っているのがエリアエネルギーマネジメントセンターです。省エネ・省CO2に関する、いわば"地域のよろず相談所"ですね。本センターでは、専門家が地域一丸となって建物のエネルギー使用量の削減や省エネ、低炭素化を進めるべく、地域のビルオーナー様の省エネの相談受付や、エネルギー使用量の測定・コンサルティングを行っています。『京橋環境ステーション』ではこのほか、都市計画・建築、環境・エネルギー、経済・社会など様々な領域の第一人者を講師としてお招きし、"エコな街づくり"について学び、未来のまちづくりを担う人材を育成するための講演会・シンポジウムなども積極的に開催しています。まさにこの東京スクエアガーデンが、周囲を巻き込みながら"エコな街づくり"をするための拠点となっているわけです。

イベント等を通して、
東京スクエアガーデン内での、
そして地域との交流を促進

笹川: 東京スクエアガーデンという場所を活用して「地域を盛り上げていきたい」というのも当社の命題のひとつです。本社が近隣の八重洲にあることもあって、年6回ほど地域の清掃活動を行っているほか、ビルの公開空地なども使ってさまざまなイベントも企画しています。

大石: そのひとつが、「すくすくパーティー」。館内の物販・飲食テナント様のご協力を得て、ビルで働く従業員の皆さま向けのパーティーを開催しました。会社を超えた交流が生まれ、大変好評だったため、これからも工夫しながら続けていきたいですね。

小井川: 先ほど笹川が申し上げた清掃活動を「一緒にやりませんか」とテナント様数社に声をかけたら、「参加しますよ」と快く申し出ていただきました。参加していただいた方々の間に一体感が生まれたのではないかと感じましたね。

大石: そのほかにも、この地区で2年に1度、江戸三大祭りといわれる「山王祭」が開催されているのですが、地域の方々のご好意により、昨年は東京スクエアガーデンで働く方々も参加させていただきました。地元の伝統的な半纏を着て、地域の方々と一緒にお神輿を担ぐーーこれは地域の方々と当社の間に信頼関係が築けていたからこそ実現したことではないかと思っています。実際にご参加されたテナント様からも「次も必ず出たい」という声が多く聞かれ、働く場だけではない、新しい京橋の魅力を知っていただけたのかなと感じています。

笹川: また、おたがいに顔を知っていると、何かあったときに安心につながります。イベントを企画するのは、そういう狙いもあるんですね。テナント様や地域の方々が楽しみながら交流を深められればいいなと。そうした意味では、東京スクエアガーデンは緑が多いところも地域の人たちから喜ばれ、追い風になっている印象があります。

小井川: ビルの周りに植樹しているケースはありますが、「京橋の丘」のように、ビル自体に緑が生い茂っているのはあまり見たことがないですよね。

大石: この規模のビルになると、ただ管理するだけでは皆さまの期待には応えられません。東京スクエアガーデンには広場もたくさんありますし、地域の方々にも参加いただけるイベントを積極的に開催したりして、ご理解とご賛同をいただけるよう、実績を積み上げていきたいですね。

「私のビル」と、
すべての方に感じていただくために

笹川: 私たちが何より願っているのは、オーナー様やテナント様はもちろんですが、設備管理、警備、清掃の方々など、東京スクエアガーデンに関わっているすべての方々に「私のビル」と思っていただきたいということ。東京建物グループでは「Human Building〜いつも、真ん中に人。~」という合言葉を掲げており、グループ社員一人一人が担当するビルを「私のビル」と捉えるよう強く意識しています。その意識が社員の自発的な行動につながり、お客様にとっても「私のビル」と感じていただけるようなサービスにつながるのではないかと考えています。

大石: 私たちの仕事は、ひと言で言えば、総合調整役。テナント様をはじめ、このビルに関わるみなさんの意見や希望をまとめて、東京スクエアガーデンをより良い場所に進化させていくことが使命です。

小井川: テナント様は何か問題があっても、どこに問い合わせたらいいかわからないことも多い。ですから、「何かあったらこの人に相談すればいい」というハブのような存在になりたいですね。日常の多くの時間を過ごすオフィスが「家」だとしたら、テナント様や地域の方々はいわば「家族」。私たちは、その絆をつくるという非常に重要な役割を担っています。私はまだこの部署に来て半年ほどなのですが、「東京建物グループへの信頼は、こうした業務にも支えられていたのだな」と、今さらながら気付かされる日々です。