Project Gallery vol.3グレイプス立石

ー豊かな暮らしの「場」をつくるー

デベロッパーとしての信頼が実現した、
「自由」と「安心」のサービス付き高齢者向け住宅

グレイプス立石 概要

ビル事業、住宅事業に続く東京建物グループの第三の柱──そのひとつとして位置づけられるシニア事業。その先陣を切ったのが、「自分らしく生きる」をコンセプトにした、サービス付き高齢者向け住宅「グレイプス」シリーズです。デベロッパーとして長年にわたって東京建物が培ってきた「住まい」に関するノウハウを活かし、シニアの方々に安心してずっと住み続けていただける、ゆとりある住空間ときめ細かなサービスをお届けしています。

お身体の状況に合わせて選べる2タイプの住空間をご用意

2017年2月、東京・葛飾区に誕生したグレイプス立石は、安全と安心、そしてプライバシーに配慮した、自由で潤いのある暮らしを支える「レジデンスフロア」と、自由度とプライバシー確保はそのままに、より手厚い見守りサービスを整えた「ケアフロア」という2タイプの住空間を用意。お身体の状態や介護状況に合わせて、ご自身・ご家族が望まれる住まい方を選択いただけるようになっています。

施設設計から介護サービスまで、グループ一体で手掛ける

介護のプロフェッショナルをグループの仲間に加え、建物の開発だけでなく、サービスも自社で行っているのも大きな特長。さまざまなご要望やご相談の窓口となるコンシェルジュをはじめとするスタッフたちが、ご入居者様の視点に立ち、つねに寄り添いながら、おひとりおひとりが思い描く自分らしい暮らしを実現できるよう、日々サポートしています。

担当者インタビュー

クオリティライフ事業本部
運営管理部野口久美子

培ったノウハウを活かし、
質の高い「住まい」を提供

—東京建物グループがシニア事業を手掛けた背景を教えてください。

「デベロッパーがなぜ、シニア事業を?」と思われるかもしれませんが、少子高齢化が進み、人口減少社会を迎えたいま、こうした住宅やサービスは社会的な要請であり、豊かな社会づくりを目指す私たちにとって見過ごせないテーマでした。私たちが豊富な実績とノウハウを持つ、住宅事業のシナジーを活かせる分野であった点、また、120年の歴史をもつ当社に対する社会的な信頼も大きいと思います。

では、シニア向け住宅開発における東京建物グループの強みとは何か。それはやはり、「住宅」をきちんと提供できることだと思います。
サービス付き高齢者向け住宅は、介護事業者や社会福祉法人が開発・運営を行っているケースが一般的。第1号物件であるグレイプス浅草を立ち上げる際も、私たちはシニア事業に関しては素人だったので、連携予定の介護事業者に企画段階から入っていただきました。
介護事業者はもちろん、高い専門知識とノウハウを有しています。ただ、それだけに介護事業としての目線がどうしても先に立ってしまいます。つまり、サービスをしやすい建物を求めがちなのです。たとえば、お部屋に「お風呂があっては危険」という考えから、お部屋の構成はワンルームでお風呂もないのがふつう。高齢者向けの住宅や施設でお風呂のあるものはごく少数でした。

ですが、入居者の方にとって、それはベストの「住まい」なのだろうか──そうした観点から私たちは、あくまでもお客様目線に立ったうえで、高齢者の方が人生の終盤を過ごすために最適な建物の開発に取り組みました。
品質においても、建設の段階から分譲住宅を扱っている部署が品質管理に携わっているので、「住まい」として安心して選んでいただけると自負しています。
また、グレイプスシリーズでは高額な一時金はいただきませんし、月払いの賃貸物件として住んでいただける。その点でもお客様は安心して選んでいただけるのではないでしょうか。

生活の仕方は自分で決める。
自社サービスでそのお手伝いを

—そうしたなかで、「グレイプス立石」の特徴は?

ふつう、このような住宅や施設に入居されるときは家族の方が決められることが多いのですが、グレイプスの場合は、ご自身で選ばれるケースが多く見られます。人生最後の住まいになるかもしれないからこそ、生活の仕方は自分で決めたい。ただ与えられるだけでなく、自分で選びたい──そういう意思をもってご入居される方が増えている印象があります。

そうしたこともあり、第11号物件となるグレイプス立石では、介護サービスも東京建物グループが手掛けています。これまでの物件は、サービス提供は外部の専門の会社に委託していたのですが、ここではスタッフのマナー教育からはじまり、お客様にどのように接し、いかにしてお悩みを聞き出すか、といったところまで、私たちが直接関わっていく体制を整えました。

なぜ、私たちがいわばソフトの部分まで踏み込むことにしたのか。介護事業者スタッフの方々は、「サポートが必要な人」を手助けしてあげるという意識が強いんですね。
もちろん、それはとても大切だし、手厚いケアを求められる方もいるのですが、一方で「ご自身でできる人」もたくさんいらっしゃいます。そうした方々のご要望を引き出し、サポートしていくには、介護目線のサービスだけでは充分とはいえない。そう考えたのです。

そんな私たちの考え方を象徴するのが、フロントに常駐しているコンシェルジュです。日常のサポートや緊急時対応などを担当するスタッフですが、あえて「コンシェルジュ」と名づけたのは、「生活の目標を一緒に叶えましょう」という思いを込めたからです。具体的には、ご入居者ひとりひとりと定期的に面談を行い、それぞれの目標を確認したうえで、どうすれば実現できるか一緒に考えています。こうしたサービスは、珍しいのではないでしょうか。
実際、建物をつくったり、貸したりすることは誰でもできるでしょう。でも大切なのは、その先まで見据えてモノをつくり、サービスを提供していくこと。ご入居者様のなかには有料老人ホームから移られてきた方もいらっしゃるのですが、「自分らしく生活でき、自由で楽しい!」とおっしゃってくれています。そういう言葉をいただけたときが、いちばんの喜びですね。

シニア事業の経験をほかの事業に
波及させ、相乗効果を生み出す

—今後の展開について教えてください。

東京建物グループは保育事業からシニア事業まで、お客様の一生に寄り添うさまざまな事業を展開しています。その中で大切にしているのは、短期的な利益を追求するのではなく、長くお客様とお付き合いをしていくこと。そして、それぞれの事業で培われる経験やノウハウをほかの事業に波及させていくことです。
例えば、大規模な開発をするとき、特に地権者の高齢化が進んでいるケースでは、分譲住宅だけでなく、高齢者向け住宅を施設計画に入れほしいというご要望をいただくことが多く、現在進行しているプロジェクトもあります。住宅事業、シニア事業ともに実績がある私たちだからこそ、そうしたニーズにお応えすることが可能です。

サービス付き高齢者向け住宅の開発からスタートした東京建物グループのシニア事業ですが、現在は「グレイプスウィズ四谷」に代表される有料老人ホームや訪問介護サービスの提供、都市型CCRC(Continuing Care Retirement Community)なども展開しています。お客様の中には、グレイプスのようなところがいいという人もいれば、手厚いサービスを受けたいという人もいらっしゃいます。今後は、そうしたさまざまなお客様の要望にお応えできるよう、選択肢の幅を広げていき、お客様の人生を豊かに彩るお手伝いができればと考えています。

  • CCRC(Continuing Care Retirement Community)=健常時から介護時まで、移転することなく安心して暮らし続けることができる生活共同体を指す
  • 本ページの掲載内容および社員の所属は取材当時のものです。