ごあいさつMessage to Shareholders

株主・投資家の皆様へ

当社は明治29年に旧安田財閥の創始者・安田善次郎によって設立され、創業以来、安田善次郎が旨とした「お客様第一の精神」と時代の流れを先んじて捉える「進取の精神」を企業活動の原点として歩み続けてまいりました。現在はビル事業・住宅事業を中心に、アセットサービス事業やシニア事業、海外事業など、不動産に関する幅広い事業を展開しております。

当社グループでは2015年より、「次も選ばれる東京建物グループへ ~革新的なグループシナジーで驚きの価値提供を~」をテーマとする中期経営計画(2015年~2019年)を推進しております。低金利を背景とした不動産取得競争の激化や建築費の上昇等による厳しい投資環境、ソフト・サービスに対する要求水準の高度化・多様化、国内の人口減少・シニアマーケットの拡大など様々な事業環境の変化を踏まえ、「戦略的投資」「ソフト・サービスの強化」「グループシナジーの発揮」の3つの重点戦略に注力し、成長性に富んだ事業ポートフォリオの構築による収益力強化を目指しております。

現中期経営計画の4年目となった2018年12月期は、ビル賃貸収益の増加やビル事業・アセットサービス事業における投資家向け物件販売の増加等により営業収益は2,733億2百万円(前期2,669億8千3百万円、前期比2.4%増)、営業利益は467億6千5百万円(前期447億5千7百万円、前期比4.5%増)と前年度比で増収増益となりました。また、金融収支の改善等により、経常利益は420億3千6百万円(前期394億1千6百万円、前期比6.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は272億7千7百万円(前期225億9千9百万円、前期比20.7%増)となりました。

来年度が現中期経営計画の最終年度となりますが、中期経営計画の目標である2019年度連結営業利益500億円を達成する見込みとなっております。

株主還元につきましては、企業価値向上に向けた再投資のための内部留保の充実を図るとともに、今後の経営環境、事業展開及び業績の推移等を総合的に勘案の上、安定的な配当水準の維持とその向上に努めることを利益配分の基本方針としております。また、配当性向につきましては、30%程度を目処としております。
2018年12月期は、期首公表の配当予想(中間配当金16円/株・期末配当金16円/株)より期末配当金について3円/株増配し、年間配当金35円/株とさせていただきました。

今後も利益を着実に積み上げることにより、株主・投資家の皆様のご期待に応えてまいりたいと考えております。

当社はこれからも、「信頼を未来へ」の企業理念のもと、世紀を超えた信頼を誇りとし、企業の発展と豊かな社会づくりに挑戦してまいります。今後とも、皆様のより一層のご支援、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

2019年3月
代表取締役 社長執行役員

野村 均